2006年01月27日
物置業界秘 -物置は「個性」から「シンプル&モダン」へ-
前回の「タクボ物置の旋風」でご紹介したとおり
物置は、デザイン性を重視して、個性のある物置が誕生してきました。
個性のある商品は、周りが目立たない場合に非常に目だってしまいます。
たとえば、合コンした時に、おとなしい人がいて、その中でたくさんしゃべる人・盛り上げる人は、人気を得ますよね。(行き過ぎると引きますが…)
また、周りが地味なのに、とってもクール・センスのいい感じの人がいると
お顔はさほどでも、かっこいい良く見えるのです。(錯覚!?)
目立つ。・人気がある・好評価等は、絶対的なものではなく、相対的によければ人気が出るのですよ。
たとえば、かっこいい芸能人で「GACKT(ガクト)」さんていらっしゃいますよね。
このクールでかっこいい人は、周りがクールでかっこいい人ばかりだと、目立たないのです。
逆に、あまりイケテナイ人でも、たくさんしゃべって、フランクで人当たりがいい!とう好評価を得る場合もあります。芸能人のサンマさんみたいにしゃべる人が周り中にいたら、うるさくてたまりません。悪評価につながります。
くどくなりましたが、私が言いたいのは
『個性は、周りとの相対関係が重要』ということです。
物置は、あくまで家のモノを収納するためで、家をシンプル&モダン+クールな場合に
個性ある物置があったらどうなります?
たくさんお金とこだわりと時間をかけた家よりも、物置が目立ってしまうのです。
そこで、物置は個性を出せばいいものではなく、あくまで立場をわきまえ、
家の個性に影響をあたえない色。物置こそシンプル&モダンに徹するべきと考えたのが
「イナバ物置 シンプリー」です。
(こちらのメーカーは、もともと大手メーカーの下請けでオフィス家具OEM生産していた会社ですが、インテリアデザイナーと組んで、新たな価値を生み出そうとしています。(余談))
また、同じような考えで色を追加した物置
「ヨド物置 エスモ」もあります。
『人気がある・好評価等は、絶対的なものではなく、相対的によければ人気が出る』ことは、
他社との競争戦略上も有効な考え方です。
この考えで、最低限の資源で、No1を目指すことで、非常に高い評価を得ることができます。
この考えで、ポジションを確立している物置があるのですよ。
このお話は、次回いたしましょう。
それではまた!